「広島市・秋葉市長JOCと初会談で招致の意思表明」
11日、2020年の夏季オリンピック招致にむけて立候補したいという意思を表明した「広島市・長崎市」の代表として(長崎市・田上市長)、13日、広島市・秋葉忠利市長と長崎東京事務所の幹部が、五輪招致に関して初めて東京都渋谷区にあるJOC(日本オリンピック委員会=岸記念体育館)を訪ね会談を行った。秋葉市長と、JOC側の市原則之専務理事の話し合いは20分ほどで、秋葉市長は現時点の五輪憲章では複数都市による立候補を認められない点などをJOC側から改めて確認したうえで、広島・長崎両市に「招致検討委員会」を置くことを前提とする。市長は会談後、「JOCのご指導、アドバイスを頂きながら、できるだけ早く招致が可能かどうかの結論を出したい」と、招致や理念を掲げる以前に、あくまでも招致の可能性を見極めるとした。
この日は、JOCの常務理事会も行われ、JOC竹田会長は、五輪憲章はあくまでも1都市開催と規定されていることをあげ(競技による分催は可能、例=アトランタ五輪のサッカー会場はフロリダなど)今後、この憲章に幅がもたされるのか、などは「私たちが何か決められるものではなくIOCが決めるもの」とし、「オリンピックムーブメントに対して働きかけていただけることはうれしい。しかし、次にもし(2020年に)出るとしても勝てる方程式がきちっとできて、それを検討してからになる」と、これまで同様、慎重な言葉を繰り返すにとどまった。
今後IOCに複数都市開催が可能かどうかを打診し、憲章に従うことになれば、国内招致都市立候補は見送られることになる。2020年五輪を決定するのは、開催7年前、2013年のIOC総会になり、そのための正式立候補は3年前となるため来年中には、どの都市が立候補をするにしても一都市に絞る必要がある。すでにローマが立候補を表明している。
(秋葉市長一問一答、囲み会見から抜粋)
ーきょうはどんな話をされましたか?JOCの反応は?
秋葉市長 広島市・長崎市を中心に、2020年の五輪招致をしたいという気持ちはあるんですが、そのための課題を検討する委員会を設置して内容を今後考えていきたいと思っている。JOCも温かく迎えいれていただいたことに感謝します。竹田会長の言っていたことを引用されて、2016年の東京が実現せず、多くの人が落胆する中、オリンピックの情熱を持っていただけることは歓迎します、とおしゃって頂いた。一方、2016年についての総括、分析ができていない段階なので、それをしっかりした上で色々なことを検討するという話しだった。
ー現時点では複数都市での開催は認められていないが。
秋葉市長 (フェリ五輪統括部長が、複数都市の開催に、現時点ではNOと否定的な見解を示したことについて)現時点で共同開催については憲章にもいないという皆さんご存知なことであって、あえて言わせていただければ、「現時点」というからには、4年後には可能性はないかどうかは分からない、ということを付け加えていただいていると(私は)解釈します。それは、可能性がないわけではないと思う。しっかり自分たちの内容を固めていきたい。今後、検討しなくてはいけない課題がいくつもある。財政など、色々あるし、今回の東京の結果からどういうことを学べばいいのかといったことを整理し、それを生かした上で次への展開を考えたい。
ー広島県知事が、長崎市議会は、相談なしではフライング、と批判しているが。
ーフライングでは?
秋葉市長 検討をするのに、百㍍競争のように、(一斉に)全てを始めるということだとは知りませんでした。2都市で最初から決めるんだったら検討にはならない。
ー東京が立候補したら?
秋葉市長 ほかの都市の心配をする以前に、我々として招致を決めて立候補し、きちんと検討するのが先。我々として立候補できるのかをきちんとやらなくてはいけない。支援、財政、経済界の協力が得られるかなど考えることは多々ある。
ーJOCにいらっしゃったのは?
秋葉市長 JOCとは良好な関係で、パートナーシップを結んでいる数少ない県ですし、アジア大会(94年)も開催している。どちらかといえば親しい関係にありますが、オリンピックに関して(尋ねたのは)は初めてになります。
ー順番としては先に五輪では?
秋葉市長 招致(を決めたの)であれば、そうだが、今はあくまでも招致を検討する段階。たとえばこれから本を買うときに、(友達と)財布を見せ合っていくら持っているか?、という話しをしているんであって、(招致の)その前の段階だ。課題はたくさんある。内部や、自治体同士の関係だけで内密にしてやるのではなく、できるだけ話を表に公開して手続きをするということです。よいアドバイスがあれば是非皆さんにも頂戴したい。





